県代表校の九州大会展望

鹿児島県代表を応援する身としては、九州大会が気になるところです。
組み合わせも決まりましたが,神村学園と川内の両校は勝ち上がってくれるでしょうか。
できれば,選抜出場の可能性が高いベスト4以上に入ってほしいと願っています。
さて,組み合わせも決まりましたが,どうでしょうか。

◎ 神村学園

神村学園は,県1位校なので,2回戦からの登場,さらに,予選2位校との対戦になります。
おまけに,2回戦(初戦)と次の準々決勝が連戦でない(中1日)幸運な場所になりました。
準決勝までの山も,私が勝手に強いのではないかと思っている,明豊,清峰,興南をさけました。
初戦の相手は,大分県,第2代表の大分上野丘です。
また,準決勝までの山は,鳥栖(佐賀3位),熊本工(熊本2位),九州国際大付(福岡1位)です。
初戦が突破できた場合,次の相手は1位校の九州国際大付が有力でしょうか。
また,鳥栖や熊本工であった場合は,この両校は1回戦からの登場なので,相手は3連戦になります。

初戦の相手は,大分県,第2代表の大分上野丘です。予選の結果は次の通りです。

2回戦 ○2−0 宇佐
3回戦 ○5−1 別府青山
準々決勝 ○1K0 三重総合
準決勝 ○3K2 大分
決勝 ●2−5 明豊

イニングスコア

2回戦 宇佐
上野丘 ×
3回戦 青山
上野丘 ×
準々決勝 三重総合
上野丘
準決勝 大分
上野丘
決勝 上野丘
明豊 ×
 
攻撃回 総得点 平均得点 守備回 総失点 平均失点 得失点差
49回 13点 2.4点 50回 8点 1.4点 1.0点

県予選を見る限りでは,2度の延長戦を制するなど,接戦に強いようです。
少ない得点を守りきる,粘りのあるチームのようです。
学校は,大分県で長い歴史をもつ学校らしく,進学校とのこと。
イメージとしては,鹿児島県で言えば,鶴丸のようなイメージでしょうか。

神村学園としては,総合力では,上回ると思うので,序盤で一気に試合を決めてほしいです。

 

ちなみに,初戦突破したと仮定して,2戦目も探っていきます。 

九州国際大付について
下の表の通り,得点力がすごいですね。打ち合いの乱戦にならないように気をつけたいところです。

福岡国際大付の予選結果





1回戦 ○10G3 遠賀
2回戦 ○7−3 田川
3回戦 ○13F4 嘉穂
準々決勝 ○9−7 東筑紫学園
準決勝 ○11D0 北九州
決 勝 ○10−4 自由ヶ丘
1位決定戦 ○6−2 福岡大大濠

熊本工について
3点以上点差をつけて安定した感じの勝ち方でしょうか。伝統の強さがあるので要注意です。

熊本工の予選結果
1回戦 ○7−3 多良木
2回戦 ○14G1 鎮西
3回戦 ○7−4 球磨工
準々決勝 ○4−0 ルーテル学院
準決勝 ○4−1 専大玉名
決 勝 ●1−4 秀岳館

鳥栖について
予選結果だけでは,なんともいえませんが,地元開催で,地の利があると思います。

鳥栖の予選結果
2回戦 ○9−0 白石
3回戦 ○2−0 唐津東
準々決勝 ○3−2 鳥栖商
準決勝 ●1−5 小城

 

◎ 川 内

川内は2位校ながら,2回戦からの登場を引きました。これは,よかったです。
相手は,必ず1位校なので,どこも強豪ではありますが,初戦の相手は,長崎県,清峰でした。
清峰は,ご存知の通り,公立校でありながら近年,好成績を残す強豪校です。
今年の夏の選手権大会も出場し,初戦では勝利をおさめています。
その時に中心になった2年生今村投手が,好投手と評判で,今回も実力があるのではと思います。
川内も好投手を要する,好チームですが,厳しい戦いになりそうです。
川内としては,ぜひ,初戦を突破して,21世紀枠の推薦の可能性も残しておきたいところです。

清峰の予選の結果は次の通りです。

2回戦 ○6−0 五島
3回戦 ○8G1 西陵
準々決勝 ○3−2 海星
準決勝 ○3−2 創成館
決勝 ○6−4 波佐見

イニングスコア

2回戦 清峰 投:戸邊
五島
3回戦 西陵  
清峰   投:今村
準々決勝 清峰 投:今村
海星
準決勝 創成館
清峰 × 投:今村
決勝 清峰 投:戸邊,今村
波佐見 4回1/3,5回2/3
 
攻撃回 総得点 平均得点 守備回 総失点 平均失点 得失点差
43回 26点 5.4点 44回 9点 1.8点 3.6点

夏の甲子園を経験した今村投手が,要所を抑える投球で勝ってきたようです。
決勝も途中から登板して流れをつかみ,チームは逆転しました。
2・3回戦は,15安打,16安打を放ち,打力も十分あります。
ただし準々決勝5安打,準決勝4安打と試合によっては打てない時もあるようです。
大舞台の経験があるせいか,負けない野球をする印象があります。

さて,川内の荻投手は,予選の結果で分かるとおり好投手です。
連投となった決勝こそ打たれましたが,それまでは少ない被安打と与四球で失点も少ないです。
普段どおりの投球ができれば,十分抑える可能性があるのではないかと,期待しています。
序盤に失点を許さず,相手の揺さぶりに動じず,接戦に持ち込み,粘りの野球でうっちゃりたいところです。


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